数十年ぶりに見た日本の映画が『ディストラクション・ベイビーズ』で本当に良かった。
ちょうどその日はホルモン関係の影響かと思うが、世の中や自分に対する不快感が最高潮に達していた。これをどうにかしなければならなかった。
久しぶりの日本映画ということで緊張しており、事前に映画館に隣接するキリンシティでハッピーアワー310円のビールで景気付けしてから挑んだ。
途中、後方の中高年のご夫婦は席を立った。さもありなん、さもありなん。一般的に「良い映画」なのかどうかは知らないが、少なくとも私の心には響いた。ストレス解消!みたいなのではなく、ああ生きている!みたいな感じである。
俳優もみんなすばらしく、特に那奈の素人的な狂気が際立っていた。音楽はもちろん、This is 向井秀徳。
俳優もみんなすばらしく、特に那奈の素人的な狂気が際立っていた。音楽はもちろん、This is 向井秀徳。
あと、今日は水曜日でレディースデイだし、暇だしなんか見るもんないかとひじょうに安易に見た『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』がなんとも良かった。冒険映画ということでビールをLサイズにしたせいか途中ワンダーランドではなくドリームランドにすり替わってしまった箇所もあるが。終わってみると総じてこれは自分のために仕向けられた映画ではないかと自意識過剰に陥ったくらい良かった。
それぞれのキャラクターが見た目の珍奇さに似つかわしくなくいいことを言い過ぎるきらいがあった。いちいち覚えてはいないが、どの言葉もいちいちぐっときて泣きそうになった。
「到底お前には無理だよ」と言われている人や、そういう視線を感じながらもインポッシブルなミッションに取り組んでいる人には訴えるものがある。たぶん。
それぞれのキャラクターが見た目の珍奇さに似つかわしくなくいいことを言い過ぎるきらいがあった。いちいち覚えてはいないが、どの言葉もいちいちぐっときて泣きそうになった。
「到底お前には無理だよ」と言われている人や、そういう視線を感じながらもインポッシブルなミッションに取り組んでいる人には訴えるものがある。たぶん。